2017年6月2日金曜日

6~7月のおすすめ展覧会(割引)

ぐるっとパスを割引券として利用できる
6~7月のおすすめ展覧会をご紹介します。


6月です。2017年もすでに半分が過ぎようとしています。時が過ぎるのは早いものですね。2017年の年末に「充実した1年だった」と振り返るために、展覧会を見て自分を触発することから始めてみませんか?
ぐるっとパスなら、一冊2,000円で、動物園、水族園、植物園の入場券も含まれています。
まずは、ぐるっとパスの施設を訪れるのを目的に出掛けてみましょう。ついでに街めぐりも楽しめば充実した休日をお過ごしいただけます。

(会期や休館日、開館時間、一般料金以外の観覧料等の詳細は各施設のHPでご確認ください。)

「ぐるっとパス2017」は一冊2,000円。
最初にお使いになった日から2ヶ月間有効です。(ただし最終有効期限は2018年3月31日)
使える80施設の販売窓口でお買い求めになれます。
販売期間は2018年1月31日までです。
★詳細はこちらの公式HPまで。


●企画展「卵からはじまる形づくり―発生生物学への誘い―」

会期:201744日(火)~2017611日(日)
会場:国立科学博物館  http://www.kahaku.go.jp/
割引後の料金:520円(一般料金の100円引)


●特別展「深海2017~最深研究でせまる“生命”と“地球”~」

会期:2017711日(火)~101日(日)
会場:国立科学博物館 http://www.kahaku.go.jp/  
割引後の料金:1,500円(一般料金の100円引)


●企画展「まだまだ奥が深いぞ!『相模の海』-最新の生物相調査の成果-」

会期:2017613日(火)~93日(日)
会場:国立科学博物館 http://www.kahaku.go.jp/
割引後の料金:520円(一般料金の100円引)


「茶の湯」

会期:2017411日(火) ~ 201764日(日)
会場:東京国立博物館 http://www.tnm.jp/
割引後の料金:1,500円(一般料金の100円引)


日タイ修好130周年記念特別展「タイ ~仏の国の輝き~」

会期:201774日(火)~827日(日)
会場:東京国立博物館 http://www.tnm.jp/
割引後の料金:金額1,500円(一般料金の100円引)


ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて-

会期:2017418日(火)~72日(日)
会場:東京都美術館 http://www.tobikan.jp
割引後の料金:1,500円(一般料金の100円引)


ボストン美術館の至宝展-東西の名品、珠玉のコレクション

会期:2017720日(木)~109日(月・祝)
会場:東京都美術館 http://www.tobikan.jp
割引後の料金:1,500円(一般料金の100円引)



●東京藝術大学創立130周年記念特別展

藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた!

会期:
1期:2017711日(火)~86日(日)
2期:2017811日(金)~910日(日)
会場:東京藝術大学大学美術館 http://www.geidai.ac.jp/museum/ 
割引後の料金:600円(一般料金の200円引)



●茶の湯のうつわ―和漢の世界

会期:2017415日(土)~64日(日)
会場:出光美術館 http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/
割引後の料金:800円(一般料金の200円引)


●水墨の風―長谷川等伯と雪舟

会期:2017610日(土)~717日(月・祝)
会場:出光美術館 http://idemitsu-museum.or.jp/
割引後の料金:800円(一般料金の200円引)


●日本の家 1945年以降の建築と暮らし

会期:2017719()1029() 
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
割引後の料金:1,100(一般料金の100円引) 


●黒川古文化研究所+泉屋博古館連携企画特別展 

「名刀礼賛もののふ達の美学」

会期:201761日(木)~84日(金)
会場:泉屋博古館分館 https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/
割引後の料金:640円(一般料金の160円引)


国立新美術館開館10周年 ジャコメッティ展

会期:2017614日(水)~94日(月)
割引後の料金:1,500円(一般料金の100円引) 


[企画展花 * Flower * 華 ―琳派から現代へ

会期:2017422日(土)~618日(日)
会場:山種美術館 http://www.yamatane-museum.jp/
割引後の料金:800円(一般料金の200円引)


●【特別展】没後50年記念 川端龍子超ド級の日本画

会期:2017624日(土)~820日(日)
会場:山種美術館 http://www.yamatane-museum.jp/
割引後の料金:1,000円(一般料金の200円引)


●園内観覧(通年)

会場:国立科学博物館附属自然教育園  http://www.ins.kahaku.go.jp/
割引後の料金:210円(一般料金の100円引)


ランス美術館展

会期:2017422日(土)~625日(日)
会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
http://www.sjnk-museum.org/
割引後の料金:1,100円(一般料金の200円引) 


●練馬区独立70周年記念展 19世紀パリ時間旅行―失われた街を求めて

会期:2017416日(日)~64日(日)
会場:練馬区立美術館  http://www.neribun.or.jp/museum.html 
割引後の料金:300円(一般料金の500円引)


●「浅野竹二の木版世界」

会期:2017年5月20日(土)~7月2日(日)
会場:府中市美術館 http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
割引後の料金:一般320円(一般料金の80円引) 

●「ぱれたん動物園」

会期:2017715日(土)~827日(日)
会場:府中市美術館 http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
割引後の料金:一般320円(一般料金の80円引)



ファッションとアート 麗しき東西交流

会期:2017415日(土)~625日(日)
会場:横浜美術館 http://yokohama.art.museum/
割引後の料金:1,400円(一般料金の100円引)



歿後60年 椿貞雄 師・劉生、そして家族とともに

会期:201767日(水)~730日(日)
会場:千葉市美術館 http://www.ccma-net.jp/
割引後の料金:600円(一般料金の600円引)


★ぐるっとパスの詳細はこちらの公式HPをご覧ください。

2017年5月19日金曜日

「横尾忠則 HANGA JUNGLE 展」 町田市立国際版画美術館

今回はJR・小田急線の各町田駅から徒歩15分ほどの町田市立国際版画美術館をご紹介いたします。
豊かな緑と水の中に彫刻が点在する芹が谷公園の中に位置しているので、公園の散策もかねてお出掛けするのをおすすめします。
6月18日(日)まで、「横尾忠則 HANGA JUNGLE 展」を開催中です。
この展覧会には、一般観覧料金800円のところぐるっとパスだけで入場できます。
横尾忠則(1936年生まれ)は、1960年代から今日まで「HANGA」の制作に積極的に取り組んできました。
この展覧会は「版画」の枠を超えた横尾の作品群を「HANGA」と称し、横尾の創作活動の全貌に迫ることを狙いとしています。
新作を含むほぼ全版画に相当する約230点と、これまでポスターと見なされてきた「版画」作品約20点を合わせ、約250点を展示します。
Ⅰ「1968~70 制作プロセスの作品化 版と刷り」の展示風景
展覧会の構成は7章からなりますが、最初は1968~70年代の作品が展示されています。年代ごとに展示は進んでいきますが、横尾の直感と衝動によって森羅万象を描いた作品群がジャングルのように並んでいて見る者を圧倒します。
直感で作品のパワーを感じ取りながら、見すすめていくのが良い鑑賞方法だと思います。
左から「責場 A」1969年 「責場 B」1969年 「責場 C」1969年
自覚的・本格的に版画の制作に取り組み始めたといえる、3枚1組の「責場」。
全ての像が未完成の状態で示され、制作のプロセスを作品化した版画となっています。
Ⅱ「1973~74 楽園幻想と千年王国」の展示風景
Ⅲ「1980~84 画家宣言 ドローイングからペインティングへ」の展示風景
Ⅴ「1986~91 名画の引用 私的絵画へ」の展示風景
Ⅵ「1990~現在 今昔物語」の展示風景
左から 文化人切手シリーズ1「夏目漱石」1999年 文化人切手シリーズ2「樋口一葉」1999年 文化人切手シリーズ1「野口英世」1999年 全て逓信総合博物館
左「W Wonderland」1973-1995年 右「W Wonderland Ⅱ」1973-1995年 
「W Wonderland」のシリーズには横尾における自作の引用と変奏が極めて端的に現れています。前出のⅡ「1973~74 楽園幻想と千年王国」の展示風景に出てくる作品中にも「Wonderland」のモチーフが見られます。
左から「抱擁」2007年 「新輯版 薔薇刑」2007年 「胡蝶の夢」2007年
細江英公の写真作品を用いた一連の作品。
Ⅶ「HANGA ポスター?版画?」の展示風景
THE横尾忠則といった作品が並んでいます。

次から次と並んでいる、横尾忠則の版画の世界は、まさにジャングルのように襲い掛かってきます。その中を分け入り、さまよいながら、作品と対峙していくと、ふと気がけばすっかり横尾ワールドの住人となって、その作品世界と一体感を覚えていることに気付かされます。
町田から離れている方も、足をのばす価値がある見ごたえ充分の展覧会です。
あなたもぜひ、HANGA JUNGLEへ冒険に出掛けてみませんか?

町田市立国際版画美術館
HP http://hanga-museum.jp/
「横尾忠則 HANGA JUNGLE 展」
会期:2017年4月22日(土)~6月18日(日)
休館日:月曜日
開館時間:平日10:00~17:00 土日祝10:00~17:30(入館は閉館の30分前まで
観覧料:一般800円、大学・高校生・65歳以上400円、中学生以下は無料
この展覧会には、一般観覧料金800円のところぐるっとパスだけで入場できます。


★ぐるっとパスは、1冊2000円で80の美術館・博物館などの入場券又は割引券が綴られた便利でお得なチケットブックです。使用開始日から2ヶ月間利用可。
詳細はこちらの公式HPをご覧ください。
 




2017年5月12日金曜日

「ファッションとアート 麗しき東西交流」 横浜美術館

今回はぐるっとパス2017から新しく加わった、横浜美術館をご紹介します。
みなとみらい地区にあり、魅力的な商業施設や、ショッピングモールの他、赤レンガ倉庫やみなとみらい線で中華街まで足を伸ばせる好立地にある美術館です。
横浜在住の方はもちろん、少し離れたところにお住まいの方もわざわざ出掛けても、きっと満足できることと思います。
6月25日(日)まで、「ファッションとアート 麗しき東西交流」展を開催中です。

19世紀後半から20世紀前半のファッションと美術に焦点を当て、横浜を一つの拠点とする東西の文化交流が、人々の生活や美意識にどのような影響を及ぼしたのかを紹介しています。
この展覧会にはぐるっとパスを割引券としてご利用いただけます。
ペール「イヴニング・ドレス」1919年頃 京都服飾文化研究財団蔵
横浜では初めての展示となる京都服飾文化研究財団(KCI)所蔵のドレスや服飾品約100点を中心に、国内外の美術館や個人が所蔵する服飾品、工芸品、絵画、写真など計約200点を展示。
日本と西洋が互いの装いと生活の文化をどのように受容・展開し、新しい美を見出していったかをたどります。
(会期中、一部展示替えがあります。)
京都服飾文化研究財団(KCI)は、西欧の服飾、及び服飾に関する文献や資料を体系的に収集、保存し、研究、公開する機関です。世界屈指の服飾コレクションを有することでも知られています。
第1章 東西文化の交差点 YOKOHAMA
1859(安政6)年の開港以来、横浜は交易の拠点であるのみならず、東西の文化や情報が行き来する玄関口の役割を担いました。
第1章の展示風景
日本独自の意匠や繊細な技術と西洋人の嗜好を融合させて、真葛焼や横浜焼などの陶磁器、芝山細工の家具、羽二重のドレスなどが横浜の地で作られ、輸出されていきます。
左 日本製 芝山細工飾棚 明治時代 金子コレクション
右 飯田髙島屋「室内着」1906年頃 京都服飾文化研究財団蔵

第2章 日本 洋装の受容と広がり
明治維新後、日本政府は西洋の国々に倣った近代国家を目指して西洋文化を積極的に導入しました。
皇族や華族が洋装を取り入れ、鹿鳴館では西洋に影響を受け、舞踏会や音楽会が数多く開かれました。

「昭憲皇太后用大礼服」1910年頃(明治末期) 共立女子大学博物館蔵
新年の朝賀の際に着用された昭憲皇太后の大礼服。3mを超すトレーンを引く豪華なドレス(マントー・ド・クレール)で、当時の縫製技術の粋を尽くして製作されました。大小の菊花が日本刺繍で施され、東西の文化が見事に融合しています。
左 山村耕花 「少女」 1935(昭和10)年 横浜美術館蔵(山村行輝氏寄贈)

右 勝田哲 「朝」 1933(昭和8)年 京都市美術館蔵
左 清水市郎「東京廓の婦人」1889(明治22)年頃 横浜美術館蔵(小島豊氏寄贈[小島烏水旧蔵]
右 勝山繁太郎・矢島徳三郎「都之花」1889(明治22)年頃 日本宝飾クラフト学院蔵
画家や版画家、写真家たちは洋装の女性たちをいち早くとり上げました。

第3章 西洋 ジャポニスムの流行
19世紀後半、西洋では、パリやロンドンの万国博覧会に出品された日本の美術品や工芸品が注目を集め、ジャポニスムの大ブームが巻き起こりました。
第3章 展示風景
第3章 展示風景
ファッション界においてもジャポニスムの影響は大きく、ウォルトやシャネルをはじめとする代表的なメゾンがこぞって、日本の着物にインスピレーションを得たドレスを発表しました。

京都服飾文化研究財団(KCI)のドレスのコレクションには見るものを惹きつける華やかさがあり誰もが魅了されることでしょう
日本の着物の影響を受けた西洋のジャポニスムのコレクションがまとまった形で公開されるのは、20年ぶりとのこと。
これを見逃すとまた、いつ目にすることができるかわからない貴重な機会と言えます。

横浜美術館
HP http://yokohama.art.museum/
「ファッションとアート 麗しき東西交流」展
会期:2017年4月15日(土)~6月25日(日)
休館日:木曜日
開館時間:10:00~18:00*5月17日(水)20:00まで(入館は閉館の30分前まで
観覧料:一般1,500円、大学・高校生900円、中学生600円、小学生以下無料
ぐるっとパスを割引券としてご利用でき、一般料金の100円引となります。


横浜美術館コレクション展「自然を映す」
6月25日(日)までコレクション展も開催されています。
美術家たちが自然をどう捉え表現してきたかを横浜美術館のコレクションから紹介しています。
一般料金500円のところぐるっとパスで入場できます。
*「ファッションとアート 麗しき東西交流」展観覧当日に限り、コレクション展もご覧になることができます。

横浜美術館コレクション展「自然を映す」
会期:2017年3月25日(土)~6月25日(日)
休館日:木曜日
開館時間:10:00~18:00*5月17日(水)20:30まで(入館は閉館の30分前まで
観覧料:一般500円、大学・高校生300円、中学生100円、小学生以下無料
*6月2日(金)は無料

★ぐるっとパスは、1冊2000円で80の美術館・博物館などの入場券又は割引券が綴られた便利でお得なチケットブックです。使用開始日から2ヶ月間利用可。
詳細はこちらの公式HPをご覧ください。